友人からこのワーケーションモニター事業の紹介されるまで、豊富町のことはほとんど知りませんでした。せいぜいセイコーマートの牛乳で、どこか北のほうらしい程度。豊富温泉のことはまったく知らなかったです。同じ北海道内といえど、自宅からの移動距離は400km。東京から名古屋間と変わらず、別の県のようでした。
今回きっかけをいただき、調べてみるとサロベツ湿原や温泉など魅力的な要素が満載で、久々の遠出にワクワク。
計画の段階で夜間の天気がよければ大規模草地で星空を撮影しよう、海岸線から利尻も撮らねば、湿原も花は何もないけど絶対ゆかねば、と計画しました。
1.川島旅館・湯治について
今回川島旅館さんに宿泊し、全体的な満足度は高いのですが、自室でパソコン仕事をしていても、いつものように音楽をかけながらというわけにはできません。
もっとも寝床と仕事部屋を一緒にするとオンオフの切り替えができなくなるので、湯の杜ぽっけさんを使うべきだったのでしょう。スケジュール的にも現在の仕事状況にもあまり余裕が無く、ついつい仕事に追われていました。テレワークあるあるです。
川島旅館さんの温泉は、低温の浴槽もあり、初日からいつまでも入ることができそうでした。しかし湯治についての基礎知識が無かったので、呑気に長湯したためにここ数ヶ月の疲れがどっと出てきてしまう結果となります。
温泉に入った初日から寝付けない、精神的にちょっと落ち込むような症状が出てきました。好転反応の類いだと思います。
私は元々ヨガやクラニオセイクラル(整体のようなもの)を学んでいたことがあり、それらは運動や呼吸、あるいは整体のような外部からの刺激で、身体のもつ自然治癒力を引き出す(若干うさんくさい話になりますが(笑))ようなことができます。例えるなら根性で疲れを押しとどめていたものを、表に引っ張り出すような。
今回豊富温泉に入って私に出た効果は、それに近いものがありました。
ただ(私の湯治への無理解もあり)あまりにもいきなり効果が出てきたので、心身が危険な水域にまでゆきそうな勢いでした。
これは短期的にはネガティブなことかも知れませんが、長期的には生活を見直すためにとても良いチャンスです。実際、帰宅後の暮らしを見直し、
・大好きだけど身体に合わないコーヒーを飲むのをやめた
・仕事にかまけて運動不足だったのでストレッチをするようになった
・規則的な暮らし
を心がけるようになりました。
そして温泉に入るだけでそこまでの変化を起こす豊富温泉すごい、と思います
(少し強すぎなのが、難しいところ)
そんな体験をして、例えばワーケーション湯治の人に滞在中の生活のモデルパターンを提案するのも良いかもしれません。
「どこかにゆく」「人に会う」「本を読む」など、人間は日常的に多くの選択をしていて、そして選択はわりとストレスです。
まして、私のような経営者の端くれともなるとそのストレスはさらに多くなります。
例えば
・晴れていれば午前中はサロベツ湿原木道を歩きに行く。
・初日の温泉は5分程度
・午後はきょうふくで2,3時間程度仕事をする
・21時には寝る
など、ゆるいモデルが提案されると(少なくとも今回の私のように弱っていた場合)楽かな、と思いました(ちゃんと読むかどうかはさておき・・・)